しあわせのおかわりをお願いします、おおもりで

年が明けた瞬間、いよいよ受験生だと思うと急に怖くなった。社会人入試だから、正直いつ受けてもよく、それはつまり落ちたって健康な限り何度もチャンスはあるということなのだけど、一旦来年度の受験を決めているので、わかりやすいカウントダウンが始まると焦る。大学院に受かったとして、その先もメンタルの管理は必要。だから今から準備しておくとよいと思った。

Amazonで本を探した。勉強の不安に関する本は意外と見つからなかった。仕事や人間関係、気にしすぎな性格向けのものが多かった。

これではない、これでもない、というのを繰り返していると、なんとなく、こういう感じのこと、がぼんやり浮かび上がってくる。よく考えてみると、別に新年になって急に生まれた問題ではなく、昔にもあった、既視感のあるものだった。ということは、家に本があるはずだ。何かをつかもうと格闘した自分の残像が本棚に眠っているはず。

今、この瞬間に集中せよ。未来や過去に目を向けると不安になる。目標をもち、計画を立て、日々従っていたら辿り着ける。読書や学習などの精神的活動に没頭できる人はしあわせである。

気づかせてくれたのはショーペンハウアーとリラックマ。特に、私はかねてからリラックマを尊敬していて、本は全て持っている。今になって彼の言葉の数々が腹落ちした。夫の部屋にあった、夫のリラックマのぬいぐるみを奪い、私の部屋に置くことにした。勉強の合間の休憩に抱きしめる。ふわふわのお腹や耳をなでる。今、ここ、を思い出すリマインダー。

勉強に夢中になれるのはしあわせだ。少し休んで、またしあわせのおかわりをする。