出会いなおし

院試で外国語検定試験の証明書が必要。だから5月あたりまで、TOEIC対策強化月間にしている。年々難しくなっていると聞き、びくびくしながら模試を解いた。

これまでの私は、TOEICのために勉強することが嫌いだった。学生時代は英語の本を読みおわるたびにスコアが上がった。それが楽しかったし、それでじゅうぶんだった。卒業してから受けてない。

今の私は、どうやらTOEICのために勉強することが好きになったらしい。普段中世文学の英語を読んでいるから、現代英語に触れるとうれしい。読みやすい。これはまったく万人におすすめできるものではないけれど、TOEICの勉強が嫌になったら、中世英語を読むといいと思う。

あれこれ思い出される、仕事やプライベートで英語を使ってきた経験が活きるのもいい。メール対応とか、イベントの企画、出張の手配というシーンもそうだし、やりとりを重ねて話が複雑になるところとかも。試験作成者の「よーし難しくしてやるぞ、ひっかけてやるぞ」という意気込みが透けて見えて、応戦したくなる。

模試でわかったこととしては、まだまだ耳が弱い。特訓しなきゃ。読むのはとても速くなっているので、時間配分や、凡ミス対策をがんばる。スピーキングとライティングのテストもがんばる。

TOEICも私も変化して、時を経て出会いなおした。待っててハイスコア。