私の1年を彩った100のこと(2023)

1. 年明け早々、CafetalkとLinkedinで見つけたアメリカ人の先生にメール。はじめまして。語学学校で担当していらっしゃる文学の授業みたいなことを、私にもやってくれませんか。一般的なニーズとしては圧倒的に語学(TOEIC対策とか)のほうらしく、文学の授業の依頼に喜ばれる。契約。

2. 家庭教師の先生からもらった言葉 ”In good times and in bad, in happy times as well as in sad, let’s live, laugh, cry, learn, and keep our hearts and minds open.”(いいときも悪いときも、嬉しいときも悲しいときも、笑って、泣いて、学んで、心を開いて生きていきましょう)

3. 池澤夏樹個人編集、世界文学全集を全巻揃えた(事実上絶版のものが多かったため)。

4. 歯列矯正(表側・ワイヤー)が本格的に始まる。歯医者の次の日はごはんを食べられないけれど、矯正が進むのが嬉しい。確実に完成に向かっている。

5. LINDBERGの眼鏡を購入。夫と眼鏡の和光の店長がレンズのマニアックな話で盛り上がる。心を開きすぎたのか、店長が私にため口になる。

6. Steven Millhauser “We Others: New and Selected Stories”を、先生と1年かけて少しずつ読む。”Getting Closer”(日本語訳「刻一刻」)とThe Disappearance of Elaine Coleman(「イレーン・コールマンの失踪」)が特に好き。

7. 英検1級でる単、4訂版と5訂版の2冊。同じ題名でも、4訂版のほうが難しい。いつもいっしょにいた。

8. 薬の量と飲むタイミングを試行錯誤する日々。3ヶ月くらい。日中眠いとか、夜眠れないとかで困る。そのうち、ぱちっと決まるところが見つかった

9. トゥベールのクリスタルエッセンス。肌がぴかぴかする。

10. 夫と映画「ある秘密」を観た。私が大好きな小説の映画化されたものが、リバイバル上演されていた。夫はプロットがわかりにくい作品は苦手で、終わってから苦い顔をしていた。

11. 朝の英語はセルフケアに等しい。

12. スンドゥブブーム。調味料はすべて名駅の韓国食材店で買っている。

13. 夫が撮ってくれた私の写真。自然な表情で好き。

14. 士業の人とお役所の手続き。半年以上かかって完了。

15. 「楽しそうに学んでるのが紺のいいところです。読み込んでくるのも、積極的に質問するのも、単語ひとつに子どもみたいに喜ぶのもいいところです。授業してて楽しいですよ」という先生からの言葉。

16. ナショナル・シアター・ライブ「かもめ」。感動している私と、ややぽかんとしている夫に差がある。事前に登場人物とあらすじの授業をしたので、ついてはいけた様子。

17. 名駅でいろいろ買い込んで、三重の榊原温泉へ2泊3日、ひとり旅。1日目は素泊まり。帰りに、その日じゅうに使わなければならないクーポンを8000円分もらった。本も化粧品も間に合ってるなーと思い、夫と相談してすべてデパ地下の干物に。スタッフの女性が「そんなお客さん初めてです」とめちゃくちゃ笑っていた。

18. はてなブログを始めた。noteと違って、CSSをいじれるのがいい。いろいろ試して、私はシェアボタンやはてなスターを表示させないことにした。静かで好き。

19. 誕生日を変更。アラカンパーニュのベリータルト。毎年これがいい。誕生日の魔法

20. 友人からもらった、小鳥の形の一輪差し。夫が摘んできた野花を飾る。

21. ポモドーロタイマー、Focus To-do。私に合ってる。1日や1ヵ月のレポートを作成してくれるのも好き。

22. 夫とお高めのホテルでホカンス(ホテルでバカンス)。成城石井でサラダやシャンパンを買っておき、ルームサービスでボロネーゼ、ステーキ、ポテトを注文。ルセラフィムのDAY OFFという動画を見て真似したかったやつ。私たちの部屋にプールはなかったし、ベッドもふたつだけだったけど。なじみの街なので、特に夜景に興奮するでもなく、静かに楽しんだ。

23. ホカンスの帰りに、公開初日のコナンと「生きる – living」をはしご。人の数や客層の差。

24. ジャン=ポール・エヴァンのマカロン。病院帰りのごほうび。

25. ルセラフィム、UNFORGIVENのカムバック。Burn the Bridgeがいちばん好き。

26. 外出しているとき、予算1000円くらいでどこかで食べたいなと思っても、人が多かったり、「この値段でこれなら自分で作る」と思ったりで諦めることが多い。結局1000円で寿司屋のランチに入ったり、デパ地下で寿司をテイクアウトしたりする。ということであちこちの寿司を食べ、「寿司は飽きた」と言うようになってしまった(まだ好きだけど)。

27. 生活習慣が崩れると、免疫が落ち、口内炎ができやすくなる。矯正中の口内炎は大災害なので、体を壊さないように注意。

28. スタートレックのクロスワードパズル。この任務を遂行せよ:スタートレックのクロスワードパズル

29. 花。バラは綺麗だけどすぐに咲き乱れて儚い。カーネーションがとても長持ちして部屋に合う。

30. 積読用のタワー型本棚を購入。机に向かっている限り、視界に本が入らないのはいい。

31. ピザパーティー。金曜日の夜のように

32. Passenger, Beautiful Birds。私のSpotifyのランキング1位だった。

33. 夫と観に行った舞台「ART」。大泉洋さんの長台詞に拍手した。

34. 夫と観た映画「ワン・デイ 23年のラブストーリー」。23年間の7/15の定点観測。

35. 結婚記念日。10周年。ひまわりの花束。

36. 新しい結婚指輪を手に入れた(石なしにした)。

37. 10年の区切りとして、「ふたりでごはんを」を執筆。コンテストに応募。いただいた感想が嬉しい。ふたりでごはんを

38. 夫の笑顔。

39. 夫とのハグ。

40. YSLのリップ、154 チェスナットコルセット。松坂屋の店員さんが明るくて素敵だった。

41. 休日、夫がリビングのカーテンを全部開けて、部屋に太陽の光を取り込むこと。

42. ぐちゃぐちゃに泣いていたとき、涙が溜まった眼鏡。夫が丁寧にクリーニングしてくれた眼鏡。

43. 友人とのSkypeでのおしゃべり(3年続いているけれども、まだリアルで会ったことがない)

44. 新しい書見台。理想のダークブラウン。

45. ワイマーケットブルーイング直営のお店で頼む、クラフトビールとポテトフライ。ちびちび飲み食いしながら、夕焼けを見て書きもの。

46. 名鉄百貨店に催事扱いで出店する店のおやき。常設ではないのに、ほぼいる。夫に買って帰ると喜ばれる。

47. 米津玄師の「優しい人」。流しながらアイロンをかけた。

48. ゴディバのショコリキサーダークチョコレートカカオ72%。

49. 第2回「おうちごはん映画祭」の準備(風邪を引いたので開催は延期中)。おうちごはん映画祭 – Home

50. 「日本の古本屋」で買った、渡辺一夫の著作集。増補版、全14巻、付録あり。1冊、鉛筆での書き込みがひどく、お店に連絡した。消しゴムで消せたので、今後の検品漏れ防止のため。そうしたら、お詫びにと、渡辺の直筆入りの別の本を送ってくださった。

51. ルセラフィムのライブ。身軽に楽しんだ。

52. 私の調子が悪い日、私を起こさずにそっと出勤する夫。

53. 久しぶりの美容皮膚科。ルメッカ。

54. Henry Moodie, drunk textをたくさん聴く。”you can’t fall asleep waiting for me to reply”(僕からの返信を待って眠れないような関係になれたらいいのに)とあって、夫を思い出し、「あの人は寝るな、私の返信を待ちながら」と思った。

55. YAECAのタックドレス、リバティ柄。ずっと探していたものを古着で買った。

56. ナショナル・シアター・アット・ホームのサブスクリプション開始。1800円。映画館で観られるナショナル・シアター・ライブも結構高いので、毎月1本観るような感覚でいる。National Theatre at Home

57. ピアスホールの開け直し。18歳、上京する前に高校の友だちと開けに行って以来。

58. バレットジャーナルの、オリジナルのフォーマット。

59. etvosのミネラルインナートリートメントベース(ラベンダー)、ミネラルグロウスキンクッション(ナチュラルピンク)。つやつやでみずみずしい。

60. 私のトレーニングを指導してくれる、ジムの店長さんとスタッフさん。

61. 自分なりのレタス巻きに到達。私はレタス巻きを作れるし、食べられるし、ふるまえる

62. 夫が買ってきてくれたピノ。

63. いくらの醤油漬け作り。筋子の皮からぽろぽろ外していくのは楽しい。

64. リスニングの勉強目的で観た「クリミナルマインド」。単語帳に”fan out”(四方に散る)という熟語が載っていて、「どこで使うねんこれ」と思っていたら、ドラマの初期に堂々と出てきた。おかげで絶対に忘れない。

65. Apple pencilの、鉛筆型カバー。

66. 紀伊国屋のプリン。

67. 成城石井のプリン。

68. 成城石井のダージリンティー。

69. イッタラ、ティーマのマグカップ。

70. 家庭教師の先生の使う言葉から丁寧語がなくなって、名前も呼び捨てになったこと。

71. 違国日記、最終巻。絵で示して、言葉にしない手もあっただろうに、最後まで言葉を模索して振り絞るような日記だった。

72. 無事に届いたパトリック・スチュワートの自伝。

73. 夜、電気を消して、寄せ集めた掛布団を背もたれにラルフローレンのブランケットをかぶり、少し斜めにもたれてぼーっと過ごす時間。

74. ジムへの行き帰りの道。何に急かされるわけでもなく、自由に歩く。

75. 英語が年初よりも速く深く読めるようになった実感。

76. リピート要請が止まらないポテトグラタン。

77. どんなときも懸命に看護してくれた看護師さん。

78. 手術以来、久しぶりに料理らしい料理を作った夜。豚の角煮。帰ってきた夫がはしゃぐ。「こういうの食べたかった」「でも言うと負担になると思って」

79. 2時間かけて作ったぶり大根が10分で完食されてしまう、切ない喜び。

80. 3時間かけて作ったキッシュが、なぜか断りもなく当たり前のように6分の4食べられてしまう、切ない喜び。

81. スタバでやってもらったラテアート。

82. ハロウィンのフランケンシュタイン(ナショナル・シアター)

83. 夫の誕生日のバウムクーヘン、キャンドルつき。

84. ペリカンの万年筆で書くモーニングページ。

85. 大学生みたいに、「明日は授業の日だ!」と焦りながら予習する時間。

86. クリームシチューディナー。ストウブの鍋で1品作ってワインを合わせるのにハマった。

87. ミルハウザー、8年ぶりの新刊。

88. 改良を重ねたはらこめし。

89. 夫の名前の刺しゅう入りハンカチをプレゼントした時。「今週も無事で」と祈ってアイロンをかける時。

90. 体を鍛えられているからこその、筋肉痛。

91. 半年間書いてみた日記。

92. 日記よりもやっぱりエッセイを書きたいという気持ち。

93. 高校時代の友人たちに出産祝いを贈ったこと。

94. 単語帳では覚えられなくて、紙に書き出した熟語リスト。

95. 休日、洗濯機を回し終わったら、夫と手分けして干す作業をすること。どんなに少量でも。なんかわちゃわちゃふざけながら。

96. 彼の匂いと牛乳石鹸のボディソープの香りが混ざった、彼の部屋着の白いトレーナー。

97. イギリスから輸入したステッカー。文学の名言が載っている。イギリスでの買いもの

98. 私が大切にしているものをバカにしてくる人への反抗心。

99. 初めてのパウエルズでの買いもの。たくさんくれたホリデーグッズ。混乱のクリスマスプレゼント

100. 夫を大好きな気持ち。夫が私を大切にしてくれる気持ち。

The original idea is “100 things that made my year” by Austin Kleon