眉間の編みもの

knit 
直訳:編む
こういう意味もある:眉をしかめる

編みものを再開した。「初心者にはちょうどいいらしいが全く欲しくないもの」で徐々にレベルアップするよりも、最初から欲しいものを編むスタイルでやってきた。マフラーをふたつ編んだあとは、ずっとウェアばかりだ。といっても、作り上げるのに数ヶ月かかり、そのあとは「もう編みものなんてしたくない」と思う期間が年単位で続くので、次に編みものをしたいと思ったときは、「えっと、作り目ってどうやるんだっけ」のレベルから始めるのが常である。

それをそろそろやめたいな、長く楽しく、スキルを身につけていきたいなと思った。そのためには模様編みを上手くなりたい。アランセーターを作りたい。なわあみ用の針を使えるようになりたい。

本屋の手芸コーナーで、初心者用セーターの解説書を買った。載っているやつ、全部着たい。独学はどの先生につくかが大事だと思っている。この本の先生は合う気がする。

この数年、いかにアランを避け、単純な編み方だけど高級そうに見える模様編みをするかばかり考えてきた。いざアラン。眉をしかめて本を読み、先生の教え通りに針と糸を動かした。「えっ」と声が出たくらい、なんか簡単だった。ほ? これで、よい? いいのか。あらまあ。何だ私のアランへの身構え。

やりたいことがいっぱいあるので、うまいこと編みものを生活に組み込めるといい。