
先月末に言っていた読書管理アプリができた。
読書管理のアプリを使いたいのですが、好きなものがありません。日本語の本も海外の本も情報が出てきてほしい。zineをよく読むので、手入力もしたい。UI(見た目や使いやすさ)がカラフルじゃないもの・ややこしくないものが欲しい。キャラクターはいらない。静かなものがほしい。海外のものは好きなデザインのものがあるけれど、日本語の本の情報が出てこなくて、むうとなります。
日曜日、自分で作っちゃおうと生成AIのClaudeをいじり始めました。私は課金組です。Opusが好きです。Gemini proがサブ(学割で無料)。以前夫が「自分でアプリ作っちゃいなよ」と言ったからClaudeといっしょに作り始めたのに、出てきたファイルは私では動かせませんでした。彼に「仕方ないな、作ってあげる。仕様書送って」と言われ、目的、欲しい機能、UI、Claudeと作ったモックを送りました。
私たちは、おもしろいくらい補完的な関係です。役割分担が明確で、得意・不得意が逆。彼はコードを書けるけれど、UIには無頓着。私はコードを書けないけど、UIを考えるのが得意。それと、「こういうのがどうしてもほしい。既存のものに満足できない」みたいな、最初の声をあげるのも大体私。だから、コードを書くのがどれだけ難しいことだろうと、私は彼と対等のつもりでいます。自分を下げない。
1日中作っていて、ほぼ完成したとのこと。さすが。パソコンから使えるブラウザアプリなら、こんなに速いのねと驚きました。これをスマートフォンで使いたい、他の人が使えるようにしたいとなると、一気に次元が変わって、すべきことが山積みになります。そこまではしない。上手く作れたら、コードを公開しておいて、他の人も自分で作れるようにしよう、と話しています。どうなるかな。
4月20日のニュースレターより
ホームの本棚はこんな感じ。

ISBNの横断検索で、日本の本も海外の本もおおむね出てくるようになっている。ISBNのない本、画質が荒い本は写真を撮って添付すればよい。


読書中はタイマーで管理できる。今は使いながら、細かいバグ取りをしているところ。2時間読んだのに統計ページで15分って表示される、とか。

「紺ちゃんのアプリを作ってあげます」と優しさを振りまく一方で、夫は無料のAIでどこまで作れるのかを真の研究テーマにしていた。会社ではClaudeの有料版を思いっきり使えるらしいが、家では課金していない。無料と有料の違いはどれくらいなのかを、無料のAIをいろいろ使い倒して検証していた。私が軽くリクエストした仕様に対して、彼はしばらく部屋にこもって作業したあと、「これは有料版だったら20分くらいだろうけど、無料版だと終わりが見えない」とたいへん愉快そうに笑っていた。バグを見つけて嬉々として興奮するのはどうして(会社のチームでバグ取りした日は、「みんなで退治したー!」と言って帰ってくる)。アプリが一旦完成し、私がおおむね満足したあとも、彼は要素技術開発のように研究を続けている。「部屋の本棚を写真に撮って、全部一気に読み込んで登録できたらいいよね」とか言われて、いや、使わないよそんな機能、と返しても、「背表紙単体の読み込みはねー、うまくいくんだよねー。複数になるとむずかしいんだよねー」と話を聞いてない。自分の興味におおいに愉快に熱中できる人と暮らすのは、おおいに愉快だ。ごはん以外で顔を合わさなかったとしても、さみしくならない。安心して私も自分の興味におおいに愉快に熱中できるから。興味の具体物は共有できない。おたがい異分野にいて、それ自体にはあまり関心はない。でも、「おおいに愉快に熱中」のエネルギーは熱く共有できる。
今日も「本の背表紙認識」をもりもり開発中だ。お昼前、私は彼の部屋に行き、読書後の体をベッドで伸ばしていた。デスクから「ほら紺ちゃん、見てごらん。AIがアホになった。けろけろ言い始めた」と声をかけられた。肩が小刻みに震えている。けろけろってなんやねん、と起きてモニターを見たら、本当にずっとけろけろ言っていた。ふたりでけらけら笑った。表示されてほしいのは「けろけろけろっぴのおりがみ」


AIに書かせたコードは美しくなく、Githubの自分のアカウントで公開するのは許せないらしい。Claude codeを動かせる人には、zipファイルを渡せば使ってもらえるらしいが、いかんせん私が面倒で嫌である。
